クルー共通の議論の進め方

こちらのページでは、「本格的なAmong Usの定石」についての情報がまとめられてます（の予定）

wikiに今まで初心者向けの情報しかなかったので、こちらのページで、クルーメイトの動き方、議論の進め方、インポスターの上手な立ち回り、議論の進め方、「結局いつキルしていいのか」のケーススタディなど、今まで各所に散らばって導かれていたAmong Usの中・上級者向けのあらゆる情報をまとめられれば嬉しいです。

議論の進め方[]

死体が発見されて議論フェーズが始まったとき、次の順に情報を出し合っていく。

死体の位置
死亡（キル）推定時刻
犯行可能位置、不可能位置を洗い出す

今回は特に２番目の事項を詳細に解説する。

①死体の発見位置[]

まずはこれから。死体を見つけた人が最初に報告しよう。例↓

「俺（緑）が発見しました。白さんの死体がアドミンのカードスキャンの上にピッタリくっついた形でありました」
「私（オレンジ）が黒の死体を、エレクトリカルの奥の、ダウンロードタスクのところで発見しました」
「ピンクが発見。青の死体を、ストレージの右下のゴミ捨てタスクのところで発見しました」

この時、例えば「レポートはどの位置で光りそうか」という情報もついでに出してあげるといいだろう。

緑「アドミンの端末をタッチしようとしたら光った」
オレンジ「エレクトリカルの中の、配電盤より奥まで入らないとレポートは光らないかなあ」
ピンク「コミュニケーション前廊下からストレージ下経由でエレクトリカルに向かったら多分レポート光ると思う」

など。

②死体の死亡推定時刻[]

次にこの情報が大事である。これを整理しないで誰が怪しいかを推理するのは時間の無駄になってしまう。

その死体がキルが起きた時刻＝いつキルされたのか、をまずみんなで推定・整理しよう

例１[]

赤「あれ、アドミンのカードスキャンで白が死んでるって…白ってさっきまで生きてたような？さっきカフェテリアで、赤がウェポンから出てくるのを見たよ」
緑「それって何秒くらい前？」
赤「１０秒くらい前かなあ。俺メッドベイからカフェテリアのボタン下まで行った時にそれを見て、俺はそのあとウェポンに行って、タスクをしようとした瞬間にオレンジのレポートだから、直近5秒くらいのキルだと思う」
緑「それって確かな情報？」
赤「確か…だと思う。うん。ウェポンから下って来る白をしっかり見てたよ」
黄「赤の情報は多分合ってると思うよ。黄色と水色は一緒に行動してたんだけど、赤がコの字（ナビゲーション前廊下）をシールド方面からウェポンに上がっていくのを視認してるから。１５秒ぐらい前に」
水「うんうん」

この例では、”赤がレポートの約１０秒前に白の姿を目撃していた”という情報が入ってきた。

５〜１０秒前まで白が生きており、かつアドミンでキルが起きた事実から、リアクターやセキュリティ、エレクトリカルなどで、直近で一緒に行動をしていた人には犯行が不可能であるということがわかる。

例２[]

オレンジ「それで、エレクトリカルの奥で黒が死んでたんだけど、部屋に入る時に、紫がエレクトリカルの中から出てきたんだよね」
紫「そうですね」
オレンジ「俺はその後奥まで確認して死体があったのですぐレポートって感じだったので、オレンジ目線、紫さんがキルしたのかなっていう」
紫「いや、紫はね…」

ここで、エレクトリカルの奥で亡くなってる黒の発見者のオレンジが、「死体がある部屋から紫が出てきた」と証言。この次の紫の証言としては、

「紫（自分）は黒さんを置いてって部屋を出て行ったよ。出ていくまで黒さんは生きていたよ」か、

「俺もエレクトリカルに入ろうとしたんだけど、奥まで行かずにすぐに出ただけ」のどっちかのパターンが考えられる。はたして紫の証言は……

紫「紫はね、タスクを終えたから黒さんを置いてってエレクトリカルを出て行ったよ。その時黒さんはまだ生きてた」
オレンジ「でも紫がエレクトリカルから出てきたオレンジが奥にいくまで何秒もかかってないから、紫さんその証言は結構怪しいんじゃ…」
ピンク「まあまあ。なら紫さんの証言と、オレンジさんの証言から、キルが起きたのは本当に直近、５秒もない感じで良いですかね？紫さんが殺してエレクトリカルから出てきたか、エレクトリカルにやってきたオレンジさんが奥でキルしてすぐにレポートしたか、もしくはベントで誰かが殺したかっていう」

今回の場合、紫とオレンジの半対立が起きている。しかし客観的な推理では、まだ互いが互いに明確に「こいつが殺した！」とは言えてない状態にある。ただ、今のところは、黒の証言から「黒が死んだのは、紫がエレクトリカルから出てきて、入れ違いでオレンジが中に入り、奥を確認したこの直近数秒の間」にキルが起きていることが確定と言えるだろう。なぜなら、もし黒が本当のことを言っていたらその通りであるし、嘘をついているのなら黒は詐欺師（インポスター）ほぼ確定となるからだ。

ちなみにこのパターンはローラー確定できる↓

例２'[]

オレンジ「紫さん、やっちゃましたね」
紫「え！？いやいやオレンジさん、それはこっちのセリフですよ！見ちゃいましたよ」
赤「状況説明よろ」
オレンジ「私がエレクトリカルに入ったら紫さんが奥で黒さんをキルしてました」
紫「いや全くの逆です！俺がストレージからエレクトリカルに入ったら、オレンジさんが配電盤の近くで死んでる黒さんの死体から離れて奥に行ったんですよ！」
赤「なるほど」
ピンク「二人は互いに”相手がキルしてた”って主張でいいの？」
紫「そうそう」
オレンジ「ですね。にしても紫さんその弁明は無理がある。だって奥で紫さん死んでましたよ？それに俺はロワーエンジンで十字路からエレクトリカル廊下に行くのを茶色さんに視認されてるんですよね。それで入って殺すってのはなんか考えられなくね？」
紫「いやいや、俺がストレージからエレクトリカルに入ったらオレンジさんが配電盤の近くで死んでて、黒さんから奥へと離れていくのを見ましたから」
青「それって奥に誰かいないかの確認だったんじゃないの？」
紫「だとしたらオレンジがそう主張してないからおかしくないですか？」
オレンジ「いや、そもそもの前提が違ってて、オレンジは”死体は奥にあった。紫さんがキルしてるのを目撃した”って証言したんだよ」
ピンク「そうね。オレンジさんは”死体は奥のダウンロードタスクにあって、黒が殺したのを見た”って発言してて、紫さんは配電盤前で〜って言ってるね」
青「紫はオレンジが黒を殺した現場は目撃たの？」
紫「いや、見てないんですけど、いきなりなすられてきたので、あ、この人か！って感じで」
オレンジ「いや、俺は全く目撃した状況が違ってて、……」

↑この場合は簡単で、おそらく議論の行き着く先は、互いが互いに”相手がキルをした”という結論が矛盾なく導き出されるので、互いのローラーで終わる。（もちろん盤面が２狼５クルーor４クルーの場合はその限りではないが…）

例３[]

ピンク「（ストレージのゴミ捨てタスクにある）青の死体がいつ死んだか分かる人いますか？」
「（シーン…）」
水「…さっきのリアクターに青って来てたっけ？初手でリアクター（メルトダウンのサボタージュ）鳴ったけど」
黄「いや、来てなかった。来てたのは”黄色”と”水色”と”ピンク”と、直った後に遅れて”紫”だけだったかな？」
黒「そういや青って初手で右に来てたような気がする」
赤「あ、そうだった。青初手右上でタスクやってた」
黄「青さんのことどの辺まで見てた？」
黒「俺リアクターなるまでナビゲーションの廊下にいたんだけど、その時に青がそこを通ってった。リアクター（メルトダウン）が鳴ったのはその１０秒ぐらい後かな」
黄「ならリアクターが直った直後ぐらい”から”かな？キルが発生したのは」

この例では、青の死体が、リアクターの緊急サボタージュが直された３０秒以上後にオレンジに発見されたという状況である。

死体がいつキルされたかの特定はできていないが、”少なくともいつ頃から犯行が起きているか”の推定ができている。

このように、誰が怪しいかの前に、”いつ頃からの情報を議論で証言出し合っていくか”を真っ先に絞らなければならない。全てはまずそれを全員で認知してから、である。

③犯行可能位置、不可能位置を洗い出す[]

さっきまでの情報をもとに、互いに無理だと言える証言を発言しあっていく